汽水行き

私の芝生も十分青い

3年、春まで

 弊大学に入学して、もうすぐ3年が経とうとしている。

 4月から4回生になる。信じられない。高校生の時に想像していた22歳は、もっといろんなことで大人だと思っていた。教授との会食で社会経験をしたり、友達と朝まで酒を浴びるように飲んだり、選んだ学問についてそれなりに専門的なところまで理解していたり。そういうのを22歳として想像していた。

 

 結果はどうでしょう。

 コロナの影響を受けなかった時期がある最後の大学生として生活した1回生、サークルは入らなかったし、喋ったのは英語クラスで席が隣だった人だけだし、GPAもかなり低かった。教授との会食→1回(グループで)、酒を浴びる→飲み屋が開いてない、法学の専門的な理解→チンプンカンプン。

 それはそれは、居もしない後輩に胸を張れないような出来栄えだったけれど、もう一回入学式に戻れるとしても自分は変わらないと思う。

 アルバイトに選んだ無印は仕事が多くて大変で、要領の悪い自分にうんざりしたけれど、楽しいこともあって周りの人に恵まれて何よりいろんなことを経験できた。公務員試験の勉強も途中(山なら2合目くらい)で諦めてしまって民間企業を選んだけれど、満足している。

 

就活

 ちょっと早いけれど終活している。1月末に合格をもらって、秋学期期末のレポやらテストやらをやって、今3月末。それまで本当に何もしていない。コロナになっただけ。

 公務員と併願しようとしていたところに内定をいただくことが出来た。公務員ではないけれど、雰囲気がちょっと近い一財。それなりに規模が大きいところで、ニッチな業界の中でなら大手とも言えるらしい。

 とても運がいいことに、自分は就活を終えるまでの間でその企業しかエントリーしていない。初めてのES、面接で受かったので、内定率は100%と言い張れる。早期選考だったので、他の内定者はきっと今も就活を続けているのだろうけれど、満足できる企業だしもうやりたくないし・・・と思って就活を終えてしまった。

 

 自己分析をしてみたけれど、そこで見つけた自分の強みや向いている職業が正しいとは微塵も思っていない。「私は初対面の人と話すことが得意→営業に大切な能力だと思う」くらいのロジック。あたってるかもしれないし、あたっていないかもしれない。それでも信じるしか無いしある程度骨子を組みたてる必要があるから、頑張った。

 本音を言えば、

「19時に家に帰って21時に風呂に入って22時に粗熱とったご飯を冷蔵庫に入れて23時に寝る社会人になりたい。そして、オンシャはそれが叶えられそう」

で、

「誰かを支えることができて、利益を上げるときに誰かが苦しまない仕事ができそうなオンシャで働きたい。」これ以上の願望はなかった。

 これが就活の軸。前者は面接で言わない本音、後者は面接でも言える本音。

 「利益を上げるときに誰かが苦しまない仕事」というのについて、父親には「そんな綺麗事ばっかりじゃない」と言われたけれど、自他共に認める偽善者として、できるだけ僕は綺麗なままでいられるように努力する。

 

 就活は嘘つき合戦というけれど、少なくとも自分は嘘をつかなかった。「(自分が前に出て成果をあげる仕事よりも)見えないところから、誰かを支えるような、誰かを目立たせるような仕事がしたいと考えた」のは本当だし、「働く方々の人柄の温かさへの憧れが、最大の志望動機」というのも本当。「それまで出会っていなかった人との交流を、自分にない価値観を共有してもらえる非常に大切な機会であると考えてい」るのも本当。そもそもバレない嘘をつける技量がない。

 

キャリアプラン、将来のビジョン

 究極、「首都圏の駅から徒歩10分以内の場所に住むことが出来て、20代のうちに結婚して子供が2人できてもその子らが何不自由なく育って、国立にいって欲しいところだけど私大に行けるだけの収入を30代手前辺りから手堅く手に入れられる能力!企業!立場!」

 これが求める将来。スケールの大きい、自分から離れすぎたことを想像することが苦手。だから、「若くからプロジェクトのリーダーとしてキャリアを積む!」「オンシャのもつ社会貢献性とともに社会を支える!」「部員を二倍に伸ばした能力を生かして!」とかは、ES志望動機面接通じて言ってこなかった。思ってないし、サークル入ってないし。

 

 

 大学も卒業までの単位があと数個なので、4月から時間がある。ラストモラトリアム1年を楽しむ予定(楽しいかはわからない)。